富士通お掃除エアコン分解クリーニング

伊勢崎市南千木町にお住いのS様からお問い合わせがあったのは先月18日。AS-563P2,富士通2013年製とあり，「送風ファンまで取り外し掃除を希望です」と書かれていました。

富士通エアコンは1990年代Sylphideシリーズの頃から上下分割構造で，簡単にボディーが外れます。ファンまで外してのクリーニングはもちろん，2つのドレンパンや壁側ドレン構造を持つボディーを手元で洗うことができます。

いつもの通りエアコンクリーニングについてのお知らせを送り，ご住所の件も問い合わせました。区画整理があったそうで，まだ反映されていないのかもしれません。とても分かりやすい地図の添付と，エアコン設置状況の写真が送られてきました。お部屋の壁面中央部という，お手入れをする側としては理想的な設置です。(しかも室内機を浮かしやすい隠蔽配管でした)。

迷わずに到着できました。サンルームには猫ちゃんを発見。早速ゲージに閉じ込められたら大きな声で「出してよ～」って鳴きました。ごめんね。

この頃壁掛け型エアコンの巨大化を感じますが，室内機16.5キロですって。

お知らせのLEDがゆっくり点滅しています。「ダストボックスのお手入れ時期です」ということらしいのですが，消し方が分かりませんでした。これが原因かわかりませんが，フィルターお掃除は中止しているのでしょうか？フィルターはノーマルエアコンの様でした。

基板内配線取り回し。

富士通のお掃除ユニットはガンダムかと思うほどごつくて複雑です。

僕には解けなかった問題。風向き関係のモーターは全部右下側面にあり，この部分はボディーから分離するように作られています。ビス2本と爪が関係していて，本来なら左右羽の根元を外して，ビス2本外せばモーターはついたままでよいはず。

ですが上下風向きの下の巨大な羽根の付け根を外さないと，1本ビスが回せない。そのために上下羽の2個のモーター，そして付け根部分のカバーみたいなものを外す必要がある。僕の頭が足りないのか，設計ミスか？

しばらく悩んで，「設計ミスだよ」と決めつけて進みます。無事ボディが降りて，熱交換器だけになりました。

このころお父さんと出かけていたお子さんたちが帰ってきました。上のお子さんがエアコンを見て「どうしたんだっ！」。壊れているように見えたのかもしれませんね。大丈夫，元通りになります。

こちらが下部ボディ。手元で洗うので隅々まできれいになります。Sさんがおっしゃるには2年ほど前にクリーニングしてもらったんだけど，ここまでしてもらえなくて，奥に汚れが残っていたんだそうです。その後いろいろ検索して当店にたどり着いたのだとか。

富士通エアコンをを上下分割しないなんて，もったいないです。

戻り作業があった訳ではないのですが，部品点数が多いので時間が掛かり，3時間半ほど。暖房で乾燥を兼ねて試運転。Sさんも写真を撮っていらっしゃいましたが，この記事で詳しくご確認ください。

飲み物を頂戴して撤収。S様，このたびは当店へのご用命をありがとうございました。

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