パナソニックと日立(ドレンパン一体型)エアコン
先月末、問屋町にお住いのT様からお問い合わせがありました。「6/20くらいまでを目処に、エアコンクリーニング2台をお願いしたくご連絡しました。エアコンの詳細:壁掛け、掃除機能なし、日立2018年製、パナソニック2011年製。ご検討のほど宜しくお願いいたします」。
日立とパナソニック汎用機ですねと思って、お見積り差し上げます。エアコンクリーニングの前に注意事項をお知らせするのですが、「床から写った室内機の写真を下さい」とお願いしています。Nさんが鮮明な2枚の写真を送って下さいました。パナソニックは部屋の壁面中央に設置されていて、洗いやすそうですが、日立が右ピタです。まあでも、何とかなるでしょう。
到着してごあいさつ。Tさんは妊娠していらっしゃいました。おめでとうございます。赤ちゃんが産まれるにあたって、この夏の空調を任せるエアコンをお手入れしておきましょうということですね。心を込めてお掃除いたします。
メゾネットタイプで2階に日立、1階にパナソニックでしたので、2階からやらせてもらいました。RAS-AJ28H(W)、日立2018年製。
ファンモーターと風向き板駆動モーターの2つのプラグだけですが、結構面倒でした。基板ボックスは手前のねじ穴に被せるような部分と、上のフックで位置を保持していて、ビスが使われていません。その下の半透明樹脂のFケーブルガイドも、2箇所の爪で固定しているのですが、外しにくい。これって右側が空いていればなんの問題もないのですが、これだけ壁に近いと、汗とため息がとまりません(笑。
しかも、基盤が外れたところで気が付いたのですが、これってドレンパン一体型じゃないですか! 右ピタで苦しんだのに、さらにハードルが上がったという気分です。
配管抑えは上部で簡単に外れて後ろに倒れ、上に引き抜けるもので、これはまあ楽です。熱交換器左側はビス1個と外しやすい小さなフック、右は熱交換器頂上付近のビスとそのすぐ下ぐらいに樹脂爪が見えています。樹脂爪が小さくて見えにくく、外すときは難儀しましたが、戻す時は割と気持ちよく「カチッ」と入りました。
外れたボディにも問題がありました。防水壁を留めているビスを外したけど、爪が深くて外せない。さらに、モーター軸からファンが抜けません。風向き板用のモーターだけ外して弟に頼んだのですが、「ファンとモーターを独立させられないか?」とのことでもう一度挑戦。
まずファンモーター左側を支えている樹脂パーツを外します。すると防水壁の爪は背面に1箇所だけだとわかりました。そこをマイナスで押してやったら外れました。爪(フック)併用はいいと思うけど、もう少し外しやすい(分かりやすい)ようにしてほしいです。単純にビス2本で留めてもらう方が楽です。ドレンホースはフック固定方式(霧ヶ峰風)がいいって言ってるのに何でビスを使うのだろう。後から触る僕のような外部業者が「なるほど!」と思うような構造、設計にすれば褒めるのに。
たびたび脱線していますが、ファンと下部ボディは漂白除菌洗浄。リビング使用のエアコンとしては汚れが少ないのが印象に残りました。
日立に1時間半。次は1階に降りてパナソニックです。化粧板がずれている?
壁側ボディは、送風カーブの上の方に汚れが見えますが、初期段階です。前処理をしたら結構くさかったので、見えるようになる前のカビが育っているものと思います。
ファンとドレンパンが汚れています。漂白除菌洗浄でリセット。
弱暖房で試運転。化粧板もうまく収まりました。
パナソニックは1時間を切る感じです。
お支払いの他に、冷たいお茶も持たせていただきました。お気遣いありがとうございます。T様、このたびは当店へのご用命をありがとうございました。元気なお子さんが産まれますように。
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