東芝RAS-221PD(W)を壁掛けオーバーホール

前橋市元総社町にお住いのA様から，先月10日にお問合せをもらいました。「壁付けエアコン1台のクリーニングを検討しています。東芝製です。エアコン下部に記載してあるのは形式RAS-221PD(W)です」。

東芝ですので壁掛けオーバーホールが望ましいです。ですので，オプションを含む料金でお見積りしました。その後のメールで，カビが気になるのでしっかり洗える壁掛けオーバーホールにしてほしいこと，設置状況の写真も添付して下さいました。左側に掃き出しの窓があって，右側に壁が近いことが分かります。右下貫通の配管と思われます。難しそうですが試してみます，とお返事しました。

お待たせしましたが，本日行ってまいりました。車をとめると，そこから一番近いお部屋で，掃き出し窓から直接出入りできます。一部屋をほとんど使わせてもらう感じで作業できます。作業性良好です。Aさんが扇風機を用意して下さいます。ご協力ありがとうございます。

RAS-221PD(W)，東芝2007年製の外観。やはり右下貫通の配管でした。筋交いを避けて，かなり右下向きに開けてありました。

化粧板はフィルターお掃除機能付きを流用しているのか，ふっくらしています。ですのでこんな防水カバーがついていました。

ソケットが正面を向いているので，配線のプラグ脱着は簡単ですが，強制運転のボタンを独立した基盤にして左向きのビスで固定していました。右が壁に近いと大変です。一番面倒だったのはドレンホース固定のビス。通常フルカバータイプはもう少し外しやすいのですが，取り付け位置と懐深さの関係で大変でした。

なんとか壁側ボディーを外せました。この型の場合，熱交換器と壁側ボディーの接続はビスだけです。爪が使われていません。

壁掛けオーバーホールにできて良かったです。ファンモーターがファンから抜けてこなかったからです。たぶんモーター軸の先端(わずかにファンの内側に露出している部分)が錆びているのだと思います。壁掛けオーバーホールにできなければ，ファンもモーターも残ったままの，とても洗いにくい状態になったでしょう。そんな今日のクリーニングの4枚。

2本の扱いにくいビスの関係で作業時間は2時間を超えましたが，Aさんに喜んでいただけました。A様，このたびは当店へのご用命をありがとうございました。