RAY-4035SVF(W)，F22MTPS-Wの分解クリーニング

先月末，甘楽町小幡にお住いのS様から，メールで注文をいただきました。メールフォームではなく，直接メールアドレスを打ち込んで送って下さいました。ぜひ当店にお願いしたい，とあってご希望日(本日午前)と4枚の写真が貼られています。2台のエアコンの銘板(型式名が確認できる)と床から写った設置状況。十分な量の情報です。

1台目はRAY-4035SVF(W)，CHOFU，2011年製。2台目はF22MTPS-W，ダイキン2011年製です。S様から補足情報として，長府製エアコンは一条工務店の住宅に使われているもので，床暖房との組み合わせができるタイプで，お掃除機能はないそうです。以前，長府ブランドで中身はダイキンを見たことがあったので，壁掛けオーバーホール2台でお見積りしました。

昨日までとは変わって雨で肌寒いです。ごあいさつの後，Sさんがエアコンの下や，機材を置く場所のために準備して下さいます。2台目はベッドを枠だけにして作業することにしました。ご協力ありがとうございます。浴室も使って良いそうです。2台のエアコンの中間地点に浴室がある感じで，条件が整っています。

リビング設置の長府製と内部配線の様子。

モーターやファンを取り外すには，防水カバーを外さなければなりません。ところが下部2本のビスを外してもびくともしません。隣にある電磁弁を外さないまでも，最大限上までずらすと簡単に取り外せます。外すとしたら，熱交換器を固定するビス(右上)を外し，いくらか浮かす必要がありそうです。特に必要もないので，このまま洗いました。

フィルターやパーツも漂白除菌洗浄でよみがえります。

どのメーカーに似ているという感じはなく，長府独自の設計のようです。ドレンパンは独立して外れました。1時間ほど外出されていたSさんが戻って来られたころ，長府のすすぎ中。洗浄中の熱交換器を見て，「こんなに分解できるんですね，ダイキンの方は骨だけみたいになってますね」とご感想。

2台目のダイキン。配線の様子も加えます。長府もダイキンも左下で隠蔽配管ですので，お手入れしやすいです。もう1台見かけたのは富士通でしたから，これはどう配管してあっても問題はないと思われます。

熱交換器とボディの接続は左右とも樹脂製フックと金属製爪の位置合わせ。熱交換器に汚れは感じませんが，洗っていると甘いようなカビと洗浄剤の反応するにおいがしました。

8時半から始めさせてもらって12時完了。順調でした。Sさんに「お世話になりました」とねぎらってもらい，今後は3年をめどに，なんてお話しして撤収。S様，このたびは当店をご指名下さり，ありがとうございました。