エアコンと床
昨年1月に伺ったことのある歯科クリニックのS様から,「今回はエアコン1台と診療所部分のフロアタイルのお掃除をお願いしたい」とメールをいただきました。
エアコンは確かパナソニックの汎用機,床は木目調のフロアタイルで,ワックスなしの管理です。床のお掃除にエアコンを追加してもらったという趣旨で見積もりをしました。だいたい3時間ほど見ていただきます。
パナソニックのエアコンは3台か4台あったと思うのでどれかと思ったら技工室の分でした。石膏を削る粉末が出て,ファンが汚れるケースが多いですよね。後でお聞きしたら,この分だけカビのにおいがするんだそうです。実際に洗ってみると,思ったほど汚れていませんでしたが,湿気がカビを呼んだ原因が分かりました。このエアコンは冷房で使う間はもちろん,暖房で使い始めてからも,しばらくは湿気ていただろうと思います。お肌には良かったかもしれません(笑。
さてその,技工室の一番奥に設置されたエアコン,CS-226CJ-W,パナソニック2017年製。ナノイー発生装置+左右風向き板モーター駆動で,ちょっといい感じ。
フィルターお掃除機能は要りません。普通のフィルターの方が,しっかりホコリを防いでくれます。そんな主張の4枚。
機能的には何の問題もないのですが,「色違い」に違和感があります。屋内配線工事をやりながら,同じケーブルで敷設しておいたってことでしょうか?
上の写真でも読み取れますが,問題はドレンホースです。こんなあからさまな逆勾配はなかなか見ません。ですからドレンパンは貯水池状態です。
水漏れしたことはなかったそうです。ただ,久しぶりにエアコンをつけるとカビのニオイを感じたそうです。そんなわけで,貯水池の水を抜いてからドレンパン取り外し。高圧洗浄に入ります。熱交換器と壁側ボディ。
ファンとドレンパン。ドレンパンの断熱材(発泡スチロール)が赤茶に染まっています。酸を使ってかなり色が変わりました。
さて,ドレンホースは先を少し短くするか,断熱被覆を長めに剥がせば良いかなと考えたのですが,塩ビ管が50ミリぐらい下にあります。ホースを引き抜いても戻せるとは思うのですが,心配です。じゃあ押してみよう!と押し込んだらするすると送れます。な~んだ。差し込み不足だったんだ。ということで解決。
エアコンの後は,膝をついてフロア洗浄。コンパクトな診察室で,ユニットやレントゲン機材はどちらかというと大型。とてもポリッシャを使う気になれません。手作業で洗って終了。そんなに変わった感じがしませんが,Sさんが「きれいになった!」と喜んでくれます。
ただいま隣の敷地では診療所の新築中。サイズアップするようです。どんどん地域に根付いて名前が知られてゆくんでしょうね。S様,今後ともよろしくお願いいたします。
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