床の定期清掃
3か月定期でさせてもらっているクリニックの床清掃です。靴のまま利用されている床なので,樹脂ワックスに深いスクラッチ傷が入ります。傷に汚れが入り込むと,黒い線が入ったようになるので傷んだ感じがして美観を損ねます。
傷に入った汚れは,水を含んだメラミンで擦ると意外にきれいになります。わざわざワックス表面を削らずとも,メラミンのパッドで洗浄すれば,光沢は落とさないので,樹脂ワックスでの光沢復元が早いです。
ただ,これを繰り返していたら,光沢は十分なのに,深い線傷がある,微妙な仕上がりになってきました。そこで先回は研磨効果のあるパッドを使ってみたのですが,削った分ワックスを塗れば,メラミン洗浄での仕上がりとほぼ同じになってしまいます。
バフィングマシンを使って傷をならし,光沢復元する方法にも魅力を感じるのですが,ポリッシャーで精いっぱいの車なので,もう一台のフロアマシンはちょっと…。なので,区画を限って剥離洗浄しました。
作業前,剥離洗浄後,ワックス2回塗布乾燥後の3枚構成です。
もう少し寄ってみます。
この床に貼られているPタイルは,もともと表面に光沢感のある仕上げが施されていて,深い傷は素材にまで達しています。また,圧迫による微妙な凹凸感も感じられます。樹脂ワックスに刻まれた傷はリセットできたのですが,それより深いものが見える気がする。うーん。
さて今日は休診日ですが,14時から打合せがあるとのことでした。勝手口に近い1室をそれまでに仕上げておきます,とお約束していたのですが,お昼休憩を短縮してワックス塗りを前倒しし,仕上げることができました。全体の什器備品の移動を弟と二人でやって,ワックス乾燥後の復元を分担できたのも良かったです。これまで,掃除機がけと分業していたので,洗浄開始は早いのですが,復元の能率が悪かったのです。
14時といっても,訪問する側は約束より早く来るものです。間に合って良かった。S様,いつもありがとうございます。
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