レンジフードと排気口のお手入れ

2018年4月6日 [レンジフード]

玉村町上之手にお住いのS様から先月末にお問合せがありました。「キッチン換気扇の掃除と一緒に，外壁に付いている排気口のお掃除もお願いできますか？」。

お返事を送ります。「キッチン換気扇と排気口ですね。通常は排気口まで手を入れていません。プロペラ型換気扇の場合は，外壁に取り付けられた排気口を外して洗います。

ですが塗装で塗りこめられていたり，ネジ山がつぶれている等の理由で外せないことがあります。樹脂製の場合は，触ると割れるほど劣化している場合もあります。

ですので，こちらとしてはやるつもりでも，状況によってはできないというケースもあります。写真を送って下さると，もう少し明確になるかと思います。

なお，レンジフードクリーニングは，一般的な構造のものは，レンジフードの幅で料金を設定しています。それに加えて，玉村町の場合は出張費1,000円をお願いしています」。

4日ほどしたら，再びメールフォームを使って，「ご注文」が来ました。「キッチンの換気扇の掃除をお願いしたいです。連絡頂きたいです」。

auのメールアドレスなので，迷惑メールではじかれているようです。こちらからお電話しました。

お話を伺うと，レンジフードはシロッコファンタイプで，排気口は丸形の小さいものだそうです。以前に比べて吸い込みが悪い気がするとのこと。ステンレス製の網のついた排気口と思われます。外して洗えればよいのですが，状況によります。そして，「ファンは外して洗うけれど，周りのケースまでは手に負えない」とおっしゃっていました。

今日は普通機のエアコンクリーニングから始まったので，Sさんのお宅に着いたのが12時です。お客様にとって不都合でなければ，変則的な時間に伺うことがあります。

さて，排気口の様子は？確かにホコリっぽくなっています。排気させながら外側から払ってみると，ホコリは取れるのですが，粘着性の油粒は取れません。これはパーツを外して洗う必要があります。

現状，外壁塗装リフォーム済みです。Sさんのお話では，あちこちコーキングを入れて塗ったそうですから，防水に力を入れた塗装やさんだったのでしょう。塗装やさんの無料講習を聞きに行ったことがあるのですが，家を劣化から守るためには，しっかり防水しなければならないこと，もし自分でコーキングするとしたら変性シリコーンというコーキング材を使って下さいと教えてくれました。変性シリコーンなら上から塗装できるからということです。

この排気口も，変性シリコーンを打った上から塗装されています。こうなると，パーツを外して洗いたいのは山々ですが，同じように仕上げるのが難しいです。積極的に「切りましょう」とは言えず，外からのお手入れのみになりました。

Sさんにはレンジフードとシンクのまわりが空いていると助かります，と話してあったのですが，すべて移動済みでした。ご協力ありがとうございます。しかもお掃除が必要ないと思えるほどきれいでした。フードの整流板もフード下の壁面もピカピカです。ステンレスワークトップも水栓周りも曇りがありません。玉村町でこの状態を維持しているのは素晴らしいです。

このタイプは，整流板と，大きな化粧板を外して，パーツの重なり部分の汚れを落とします。ファンやケースは別途幕板を外して正面から手を入れます。一般のご家庭ではそこまではできないでしょう。

幕板を外してファンケースをお手入れします。ファンはお手入れがされているので汚れは軽微です。パタパタくんは，作業前を撮り忘れました。