三菱電機天井埋め1方向と壁掛け2台
昨日に引き続き,残りの3台を洗いました。
天井埋め1方向がMLZ-GX28RAS,三菱電機2010年製。
三菱電機製天井埋め1方向については,言いたいことがたくさんあって抑えられません。僕の一方的な価値観ですし,ここで意見を言ってもメーカーが変わるとは思えません。ただ,ユーザーとなる方や設備やさんがこの意見を見て,何かしら考えてもらえるなら,という気持ちに突き動かされています。今どきの言葉でいうと,モチベーションです。
僕としては,よほど能力が必要で設置制限がなければ,壁掛けを選んでほしいと思う三菱電機の天井埋め1方向。送風ファンが熱交換器の中に埋め込まれています。ファンが露出していれば洗いようがありますが,埋め込まれているからどうにもなりません。ひもがついているので,ファンを出して洗ってくれということだとは思いますが,ひもは要らないから根本的な設計の見直しが必要だと思います。
いろいろ意見付きでご紹介する三菱電機天井埋め1方向の外観。
熱交換器はモーター側でかなり下げられるようになっていますが,配管に負担がかからないように下準備が必要です。配管継ぎ手部分には,カバーがありますので除けて,さらにケーシングへの固定と,〇のあるサドルを外してあげます。
備え付けのひもを熱交換器のフックにかけてから,固定ビスを外すとこの通り。
この段階で見えるファンがこんな感じ。どんなに熱交換器をキレイにしても,その中にこのファンが埋まっているとしたら…(怖
熱交換器がぶら下がると,ファンやモーターを出すのは簡単ですし,固定爪があるので復元も楽です。ファンとモーターを抜き出して,1次側,2次側から思いっきり高圧洗浄します。今回はゴム式4方向のカバーが使えて楽でした。一般的なダイキンやパナに合わせて作られた長方形洗浄カバーが,幅が大きいので,三菱電機製には使えないんです(怒。
熱交換器の洗浄前後を3カット。
ファンとドレンパン,風向き板ユニット。風向き動作に必要な部分だけにすれば良いのに,送風カーブの一部まで付属しているから,熱交換器が下がらないと外せません。この設計もいかがなものかと思います。
軽い分解では洗えないファンのアップ。
さて,これを組み立てようかという段階で,隣接している大きな施設に来ていた知り合いのDさんから声がかかりました。一緒にお茶しませんか?ありがとうございます。
今日は年に一度の受電設備の点検清掃の日だそうで,電柱柱の隣の柱部分で電源をカットして,あの謎の箱の中を拭き掃除するんだそうです。これら一連の作業には正式な名称があるのですが,専門外なので分かりません。キュービクルの中は,こういう感じだったんですね。この箱は表面的にはジェントルで,ガラス越しにアナログのメーターが見える程度です。
内部はブレーカーのお化けみたいな感じ?訳が分からないけど,好きです。このシステム。これって,拭き掃除が義務みたいですけど,純水で洗浄して乾かすっていうのはダメですか(爆。水没したスマホを洗って真空乾燥するのを大規模にやる感じ。
ダメでしょうね。洗う前提の施設じゃないから。
ケーブルがすごいことになっています。
話は現場に戻ります。
天井埋めと同時進行は,MSZ-GV220-W,三菱電機霧ヶ峰,2010年製。当店はエアコンを買うんだったら霧ヶ峰のGV(GE)か,富士通汎用機と宣伝しています。製品優秀性No1が霧ヶ峰,エアコンクリーニングしやすさに特化すれば富士通汎用機です(笑。
設置工事した方は,僕とは違うポリシーの方だったみたいです。隠蔽になんと内機から外まで使った断熱ドレンホース。霧ヶ峰の純正ドレンホース用の爪があるため,完全にはまっていません。壁の穴の位置も10ミリ高いので軽いトラップ状態。Fケーブルは被覆を剥きすぎています。
右側解放の霧ヶ峰は洗いやすいです。
外して並べたもの。
ファンとドレンパン。
最後に洗ったのは,MSZ-GV560S-W,三菱電機2010年製。ちょっと壁の穴が見えているのはご愛敬。最後に修正します。
三菱電機は家庭用に5.6キロまでは汎用機を用意しています。この上はお掃除機能付きになります。三菱電機霧ヶ峰のお掃除機能は優秀です。優秀ですが…ファンから汚れる今どきのエアコンで,フィルターのお掃除運転はそれほど効果がないんです。もし三菱電機製に限るなら,ちょっと幅の広い業務用で,お掃除機能なしっていう選択肢はありませんか。幅が200mm(20センチ)増えますが,シンプルで壊れないから,たぶん20年から30年使えますよ。
化粧板の裏側って,なんでこんなに汚らしいのでしょう?
この分,かなり汚れていました。理解できないのは,全くタバコや油分とは関係のない部屋なのに,上質な三菱の樹脂パーツに染み付くほどの油汚れ。原因不明です。
ファンとドレンパン。
室内機配管接続は被覆断熱問題なし。
室内機をわずか左手にスライドして完了。
続いて室外機洗浄に入ったのですが,遠雷を聞いていたと思ったら,まさかの土砂降りに。一瞬でずぶぬれになりつつ復元。明日,室外機基盤をもう一度手当てします。
配管接続,断熱問題なし。
コメントありがとう