天井吊エアコンを洗う
いつもお世話になっているK様から,連休明けにお問い合わせのメール。「会社のエアコンを洗ってほしいのですが,おいくらでしたっけ?」。
K様のご主人の会社で,2台洗ったことがあります。1台目が天吊り,2台目が床置き。どちらもその時点で10年越えだった気がします。もっともエアコン,特に業務用は施工がしっかりしていれば20年30年と動きます。今回洗ってほしいのは天吊りだそうで,いつもの通り動作保証外でお請けしました。先回のクリーニングは2012年8月でした。もう9年になるんですね。
メーカーはダイキン,ファンケースに貼られた銘板を見ると,FHYJ160LHです。屋内にある配電盤の位置を教えてもらって200Vブレーカを複数確認したのですが,なんとなく違う気がします。こういう場合は室外機付近を捜します。大きい横開きのケースがあり,カバー付きナイフスイッチがありました。小さなレバーのブレーカに慣れていると,ナイフスイッチはいかにも感電しそうなワイルドさがあります。むき出しのナイフスイッチよりはずっと安全ですけれど。
天井吊エアコンは,主に化粧板とフィルター,ファンとケース,ドレンパンの漂白除菌洗浄で,本体熱交換器は高圧洗浄します。
天井吊って,壁面にくっつけて設置されていることが多いのですが,エアコンクリーニングをしていると,壁から50センチ内側にしてくれたらどんなに楽だろうって思います。
というのは洗浄時にカバーを掛けるのですが,その外側からエアコン内に向けてノズルを差し込むので,正面を向いて作業しにくいんです。もし50センチあれば脚立に乗った状態で,洗いたい内部の方向に体を向けて作業できます。室内のサーキュレーションを考えるともっと壁から離してもいいのでは?
それでもこの分は壁から10センチぐらい離れているので,カバーが掛けやすかったです。
外したパーツは外に持って行き,弟が漂白除菌洗浄します。
Kさんが「かび臭い」とおっしゃっていたのでどれほどかと思っていたのですが,熱交換器は意外にキレイでした。先回の記録を見ると,室内で喫煙していた時代の名残で着色があって,ビフォーアフターが分かりやすかったです。今回はそういう分かりやすさはなく,洗剤が効くときの独特のニオイ(見えません),洗浄廃水の色で汚れ落ちを感じるといったところです。
組み立てたら冷暖房を試し,風速や風向きの機能を試し,点検ボタンで異常なしを確認します。試運転時間を比較的長めにとっても3時間でした。
化粧板も白くなり,ニオイもなくなったと思います。今度はご自宅の方もということで声を掛けてもらいました。K様,毎度ありがとうございます。
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