サンヨー製業務用壁掛けと，東芝普通機の壁掛けオーバーホール

南陽台にお住まいのK様からのお問い合わせ。28日にエアコン2台お願いしたい。

型式や設置状況などをうかがう返事を差し上げると，設置状況と型式シールを撮った4枚の写真が送られてきました。東芝はRAS-2843D，一世代前の家庭用，サンヨーはSPW-KP80BN-WL，業務用で横幅が1,200ミリぐらいありそうです。

話がそれますが，東芝の型番で数字4桁は珍しいような気がするのですが，これは量販店モデルの設定のようですね。

Kさんからはサンヨーが2.5m以上の高さに設置されているとのお知らせも来ました。

さて，本日はご夫妻でご在宅。玄関からだと寝室が奥側でしたので寝室の東芝から手をつけました。左側隠蔽配管でした。壁掛けオーバーホールを考えていたので，これは有利です。壁側のボディが外れたところをご覧になった奥様が，そこまで外すんですね･･･と驚いたようです。Kさんは飲み物を持ってきてくださいました。

それほど使わないそうで，確かに考えていたほど汚れていません。それでも，壁掛けオーバーホールにすると，分解しなくては洗えない場所にしっかり手が入ります。そんな4枚。

東芝に2時間半かかりました。壁側ボディの復元に手間取ったこと，ドレンホースが接着されていたので塩ビ管への接続口ではずしたこと，ドレンホースもあって狭い空間に2芯Fケーブル2本を使っていたので，収めが大変だったことなど。設置工事のいろいろなしわ寄せに悩まされることがあります。

Kさんのお出かけの時間があるようです。予想では12時半頃には終わるとお伝えしていたので，かなり遅れ気味です。サンヨーがシンプル構造なのを願うばかりです。

サンヨーSPW-KP80BN-WLの外観。この底面までで床から3mありました。Kさんのお宅は天井が高い作りなので，引いた位置から見ると普通の位置に設置されているのですが，実際には1.9Mの脚立を使ってちょうど良い高さでした。幅もあるので，右に左にと脚立を移動しては上り下り。

またまた配線の大渋滞。VVF3芯と細めのVVR2芯で良いような気がするのですが，訳が分かりません。

良かったこともあります。基板ボックスとACコードはつながっていませんでした。室内から電源を取って，そのまま室外機に行っている様子でした。これはとても楽です。

基板周りはFケーブルを外し，熱交換器につながったセンサーやアース線を外し，ファンモーターへのコネクタを外せばOKでした。結束バンドであちこち固定していること以外は家庭用と同じくらい簡単です。

全体の構造も家庭用と同じ。

なんとか午後2時前に終了。Kさんには｢大変な作業なんですね」とねぎらってもらいました。作業中はキレイにしたいと夢中になっていますが，確かに終わるとぐったりすることがありますね。

反省点が一つ。壁がビニルではなく本当の意味で壁紙でした。マスカの下地に和紙テープを使ったのですが，その粘着面に水が入った部分で部分的に壁紙が剥がれました。Kさんは、気にしなくていいと言ってくれましたが，失敗です。申し訳ありません。

K様，このたびは当店へのご用命をありがとうございました。