1年目のエアコンクリーニング

お世話になっている大工親方のTさんから,2件のエアコンクリーニングを紹介してもらいました。今日はその1件目。米国人宣教者Aさんのお宅です。たぶん奥さんの方がカビを気にしているらしく,去年新築の家で,新品設置のエアコンですが,洗ってほしいということになったそうです。日程の関係で,珍しく僕一人で伺いました。

ご夫婦は英語で会話されますが,僕とは日本語で話してくれますので,コミュニケーションは問題ありません。新築とはいっても,トレーラーハウスのような間取りのお宅です。インテリアはさすがに洋風です。窓からの光はほとんどさえぎって,照明はスタンドなどですから,夏の日差しとの関係で室内は真暗と思うほど。リビングのエアコンは,テーブルと机に挟まれて脚立を斜めに置くしかない状況。もう少し動かしたいのですが,何かこだわりがあるらしくテーブルの移動は最小限です。周りを2600ミリのマスカで養生しました。ただ左右上下に何もない設置で分解は楽でした。

リビング設置の1台目がMSZ-GV402S-W,2台目が寝室設置のMSZ-GV362-W,つまり霧ヶ峰の汎用機です。この霧ヶ峰は,基盤を外すために右側にスペースが必要です。右側面に金属製のふたがあり,スライドではなく展開して外す作りです。さらに右向きにコネクタが並んでいるので,その中ほどのファンモーター用プラグを脱着する必要があります。(あと2本,正面を向いているリモコン受信部から外す必要があります)。

ご夫婦とも手伝いたい気持ちを前面に出しておられました。ご主人が外したものを受け取ってくれます。外したものは,奥さんが拭いてくれます。ドレンパンも拭くだけ。「外で洗いますよ」といったのですが,「これでOK」というのでその気持ちを尊重することにしました。さすがにファンについては,洗わないとだめだと言いました。

それも奥さんがさっさと外で洗い始めます。散水のホースで水をかけて「キレイになった」と喜んでいます。ここも譲れないので,漂白剤で洗いましょうと言いましたが,漂白剤は苦手みたい。それならと温水にピアを溶かし,ガーデニング刷毛を羽1枚1枚に当てるようにしながら洗って下さいとお願いしました。

さすがに1年目のエアコンは汚れの程度が軽いです。

1台洗い終わるとお茶を出してくださいました。それがなんと冷茶。水だしで冷やしてあるものに,さらに氷をいっぱい入れて大きなグラスでいただきます。嬉野(うれしの)茶だそうです。九州は佐賀のお茶がこんなにおいしいなんて初めて知りました。外国人に日本のことを教えてもらっている感じです。

さて2台目に行くころには,動噴とバケツなどの機材が勝手口に移動しています。マスカも再利用でベッドにかけてあります。お二人は大変優秀な手元です。

2台目は右がぴったり壁についています。ここに設置する必然性がないので,単純にぴったりが美しいと思い込んでいる電気屋さんの仕事でしょう。右抜きの配管だったら分解が極度に難しかったと思います。ところがなぜか左抜き。室内機を浮かせるのが簡単です。そこで,背の高いご主人に室内機を支えてもらい,基盤のふたを開け,プラグを外しました。

分解のときはビスを受け取り,組み立てのときは大きな手のひらにビスを乗せて差し出してくれます。弟がいなくても順調に運びました。寝室の方は汚れていました。洗うとカビのニオイがします。こちらは洗って良かったですね。

作業が終わるとご主人の淹れてくれたコーヒーと,奥さんが横浜で買ってきたというアメリカ風のチョコレートケーキでお茶。ケーキの載っているお皿は九谷焼。ケーキはチョコレートをぜいたくに使っていますが,甘みも強くさすがアメリカという感じでした。おもてなしありがとうございます。

そんなエアコンクリーニングの画像4枚。パーツは奥さんが洗って乾燥中。さすがにファンは弟がやったものならダメだしですが,一番気にしている本人が満足なら良しとします。

設置1年目の霧ヶ峰エアコンクリーニング

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