オゾン発生装置でカビ対策
毎月伺うA様邸です。浴室・洗面台・トイレ・玄関タイルは弟の担当です。
浴室は注文設計でタイル張りです。当然目地やシリコンコーキングの部分にカビが発生します。次亜塩素酸ナトリウムを主成分とした漂白剤で仕上げると,白く戻るのですが,次の月にはまた黒くなっています。
Beクリーン加藤さんが観察実験されたのですが,次亜塩素酸ナトリウムではカビを殺せないそうです。お風呂の目地掃除と言えばカビキラーを代表とする次亜塩素酸ナトリウムメインの漂白剤です。黒い色素が抜けるとカビもなくなったという印象がありますが,菌自体はしぶとく生きているんですね。
そこで登場するのがオゾンです。化学式でO3と書くオゾンの強力な酸化力でカビ菌を死滅させます。カビ菌を死滅させることができれば,わずかでも残っている場合に比べてカビの再発は抑制できるのではないかと期待しています。
そんなわけで,5月から浴室クリーニングの仕上げでオゾン燻蒸を入れています。
次の6月に入ったときは,弟の観察では効果があったそうです。なので,6月もオゾン燻蒸。
7月に入ったときは「微妙」。でもあきらめずにオゾン燻蒸。浴室前を通りかかったAさんが,「これは何ですか?」とおっしゃるのでオゾン発生器で殺カビ処理をしています,カビの発生を遅らせたいと考えています」と説明しました。
8月はいくらか良かったかなという感じでしたので,やはり最後にオゾンを発生させます。
Aさんが弟に「オゾンのおかげで前よりカビの発生が減った気がする,いろいろ工夫してくれてありがとうございます」と声をかけて下さいました。
私どもとしては自信をもって「殺カビでカビの発生を抑制できます」と言えるレベルではないです。オゾン燻蒸に効果があることは確かなので,助剤の工夫や発生器,サーキュレーターのセッティングなどでレベルを上げていきたいと感じています。
仲間内では,もっといい機械を導入したら?と言われています(笑。このオゾン発生器,ファンが弱いと思います。もっと送風量のあるファンを組み付ければ,それだけでも良くなるのでは?と思っています。
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