洗面台再生と窓ガラス

島野町のE様に,3ヵ月経ったので浴室クリーニングの月ですね,とメールでお知らせしました。すると,来月浴室リフォームの予定なので,浴室は無し,今回は半日オーダーメイドにして,お母様リクエストの窓ガラスをやってほしいとご注文くださいました。

南に面した掃き出しの窓3枠。特にレールにたまった砂ぼこりが気になっていらっしゃる様子です。外側に室内床と同じ高さでウッドデッキが組まれていて,鉢植えの植物がたくさん置いてあります。確かにこの状況だと,室内からも外からもレールに汚れが落ちて,そしてそれをかき出すのは大変です。

大型の窓なのですが,なんとか取り外すことができました。外の水道を2系統使ってレール洗いと窓の洗いを進めます。

そのうち真ん中の2枚のガラス面には鱗状痕(うろこ)が発生しています。1枚はサンダーに貼ったダイヤパッドで落とせました。ですが2枚目はいくら磨いても見えています。指の感触ではすでに平滑面に戻っています。これは,洗ってスクイジーをかけた表情です。

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サンダーをかけているときにEさんが来られたので,「ここまでやる必要はないですか?」とお尋ねすると,「おふくろが,拭いても落ちない汚れのことを気にしていたから,やって下さい」とおっしゃいます。

これは外の植物に水やりをして,その時にかかった水で出来たもので,繰り返し濡れることによって頑固に固まったと考えられます。

ダイヤで磨いたけど取れませんでした,と終わりにすることも考えたのですが,一応試してみることにしました。ハンドポリッシャー+コンパウンドでの研磨です。通常ここで登場するのはGSRですが,今回は違うのを使ってみました。画像にちょっと見えています。

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念入りに磨いてみると,透明感が戻ったようです。ガラス面にピントが合っていないので比較しずらいのですが,鱗状痕は消えました。

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実際にはまだ完全に除去できていないようです。もっと浅い角度で見上げるとうっすらと跡があります。ダイヤパッドは削るだけです。ですがガラス用コンパウンドでの研磨には,付着物を落とすと同時に,へこんでいる面に付加する作用もあるのではないかと思います。その働きで,かなり荒れたガラス面でしたが,見た感じは透明にまで戻せたのでしょう。

結局二人がかりで3時間。窓3枠と玄関ドアをお手入れして終了しました。在宅の窓ガラスのお掃除は,思ったより時間がかかります。もし次回があるとすれば,その時はもっと手早く進むでしょう。E様,毎度ありがとうございます。

時間が前後しますが,午前中は洗面台を磨いていました。先日2年ほどお使いになった洗面台を頂戴してきたのですが,自分で使うにしろ誰かに使ってもらうにしろ,キレイにしておかなければいけません。

庭に持ち出して,排水が袴を汚さないように手当てして,シャワー水栓を引いてきてお手入れです。クリーニング前。

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伊勢崎で使われていたものなので,水栓根元などのスケールが硬いです。酸では溶けません。結局樹脂へらなどで根気よくケレンします。陶器はベストベットで磨き込みます。乾かすと取り残しが分かるので,何度も磨いては乾かしての繰り返し。キレイになりました。日差しが強くなったので,キレイになった質感が伝わりませんが,クリーニング後。

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一番手がかかった水栓周り。考えずに擦ると水栓本体に擦り傷を作ったり,陶器に円周状の跡をつけたりするので,その辺を考えながら磨きました。

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これでリセットです。「新品同様」で再利用可能です。さてどう生かそうか。

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