お子さんたちが来る前に
T様には半年ごとに呼んでもらっています。毎年6月末から7月初めに2日,年末に2日です。大まかに窓ガラスと全体的なお掃除で1日,水周りで1日と考えています。
今年は声がかからなかったので,先月末に電話を入れてみました。「そうね,毎年来てもらってますものね,でも今年は子どもたちも来ないし,またお願いする時はこちらから頼みます」っておっしゃいました。新型コロナの関係で県をまたいでの移動は自粛が言われているので,確かに,と思って納得したんです。
2,3日経った頃でしょうか。朝6時半ぐらいに電話がありました。「私,先日なんて言ったかしら,子どもたちが来る前にやっぱりお掃除してほしいわ」。僕がお電話したとき(夕方)は,何か用事が立て込んでいたようで,混乱気味だったんだそうです。
僕の主観なんですが,Tさんのお宅のテーブルに薬のたくさん入ったケースを見かけるようになって,時々行き違いが起きるようになった気がします。たぶんそのことがあってだと思いますが,「私の一番大事なもの」とおっしゃっている手帳への書き込みの他に,カレンダーへの書き込み,目につきやすい場所に付箋があります。
Tさんは70歳まで他の人の人生の機微に関わる仕事をしていらっしゃいました。庭にはミモザの木が植えられていて,女性でも自主・自律をポリシーにしていらっしゃる印象です。サークル活動や海外旅行も年中行事…。退職されてからもその雰囲気は変わらなかったのですが,この何年かは何か違うんです。
検診で見つかった異常値→受診→薬の処方→定期健診→処方薬の増加という流れだと思います。僕は近藤誠氏の本を読んで以来,定期健診を受けない(歯科には定期健診に通っています),薬は飲まない暮らしをしています。この決定は個人的なものなのですが,足しげくお医者さんに行き,朝昼晩と薬を飲んでいるご年配の方を見ると,医療ワールドの壁の中に囲われてしまっている印象を受けます。
読んで賛同できるかは別として,「クスリに殺されない47の心得(近藤誠)」を読んでみるよう,すべての皆さんにお勧めします。立ち入った話で失礼いたしました。
さて,いつもの通り1日目は窓ガラスの掃除,ほこり払い,掃除機がけと進め,床の状態もかなり気になったのですが,時期的にエアコンを点検。リビングの分とTさんが日中お使いになることの多い和室の分が汚れています。2台追加は難しいのでリビングの分を洗いました。
Tさんはお料理が好きで料理上手ですが,「掃除はしない」と公言なさっています(笑。今回は2階のトイレの状態がさすがに気になっていたようです。誤解のないように申し添えますが,不潔と感じるほどでにはなっていません。それでも弟が仕上げると,「汚れてたでしょ,助かるわ」と声をかけて下さいました。
2日目は僕はキッチン,弟は浴室・洗面台・1階トイレです。
何度かバケツの水を流すのですが,排水が明らかにおかしいです。買って初めてこのブラシを使いました。
排水は改善したのですが,トラップ最上部にまだ異物を感じます。歯ブラシを当てて,ぐるりと回したら,ベロンっと出てきました(怖。Tさんの宅もそうなのですが,食洗器があるお宅で経験があります。排水溝が詰まりかけていました。
弟の担当の浴室。
写真では伝わらないのですが,浴槽ヘリや内側がツルツルになって手触りが違います。
ドア周りもリセット。
2日目の作業も終わると,暑い中ありがとうございました,と労って下さり,ビールをお土産に付けて下さいました。今度は12月の初めに参ります。毎回半年先の予約をしましょうということになりました。どうもありがとうございます。T様,これからも元気にお過ごしくださいね。
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