コゲ落としの味方
今月中旬に銀ちゃん(狐塚美掃・狐塚さん)からレターパックが送られてきました。内容物は「砂糖」で、確かに和三盆のような、滑らかな粉末です。80とか250とか謎の数字が書かれたジップロックで分類されています。
天然素材99.9%の研磨材「コヅ粉」だそうです。
石材、ガラス、陶器、タイルなどを磨くときに使うものだそうですが、洗剤に添加することで作業効率が上がるそうです。例として「五徳のコゲ落としに使える」とあります。年末の大掃除シーズンで、多くのお客様が水周りのお掃除を希望されますから、ガスコンロ周りで重宝しそうです。
12/19のS様邸で初めて使ってみました。毎年お手入れしているので、1年分の焦げです。五徳には日本マルセルのオレンジクリーナーを使います。それにコヅ粉を添加しました。これを五徳に塗ってマスカで覆い、しばらく寝かせます。
Sさんのお宅は給湯60度の設定だったので、お湯の力も効果的です。お湯につけたものを引き出してガリガリ君で擦るとほとんどの焦げが取れます。普段だと硬い焦げに1枚刃が必要ですが、ほとんど出番がありませんでした。
12/23はH様邸。普段からお手入れが行き届いているので、焦げ付きはわずかに点在している感じです。ですが、思ったより硬く、これは1枚刃が必要でした。写真は全体に焦げが浮いたように見えますが、添加したコヅ粉による表情です。
12/24は毎月伺っているA様邸。この何か月の中では一番使ってある状態でした。アルミ製のバーナーにカラメル色の焼き付きができる硬いのですが、スチールウールを使って普段より楽に落とせました。
12/26はH様邸。魚焼きのステンレス製網が焦げています。ステンレスやスチールの場合は苛性ソーダに耐性があるのでグリラーを塗ります。グリラー+コヅ粉です。これもしばらくつけ置きしてからガリガリ君で擦り洗い。
12/27日は、急な話でしたが、キャンセル待ちを申し出て下さったH様邸へ。天ぷら鍋をできる範囲でお願いしたい、とのご要望がありました。鍋のコゲ落としってメニューにはなっていないのですが、時々ブログに写真を出しているので、ご覧になったのかもしれませんね。
鉄製平底、昔ながらの工法で成形した感じの天ぷら鍋です。アルミだと使えませんが、鉄製なのでグリラーが使えます。グリラー+コヅ粉です。
外側底面はかさぶた状に焦げが育っています。ガスコンロで焦げを焼き切ると良いそうですが、お湯、研磨材(洗剤と道具)の力で復元します。
風が強かったので、室内作業だけのお宅で助かりました。皆さま、良い年をお迎えください。
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