リビング床の剥離洗浄とワックスがけ
剣崎町のS様邸。以前剣崎に住んでいたときは,子どもと散歩すると通りがかるぐらいのご近所でした。これまでも,レンジフードやエアコンクリーニングのご注文をいただいています。
レンジフードのときに,キッチンカウンター脇で床の色が変わっていることに気づきました。剥離洗浄の跡です。ご主人がここで力尽きたということらしいのですが,よく頑張りました。その時以来気になっていた床のお掃除が今回のご注文です。
対面のキッチンカウンターをはさんで広いリビング,20畳超だと思います。移動が必要なのは冷蔵庫,ダイニングテーブルといす,壁際にあるテレビや本棚,ローチェストやカーペットなど。
Sさんは普段はお勤め,地域の活動にも積極的にかかわっていらっしゃいます。今日は午前中は出かけているとのこと。リビングの剥離洗浄ですので,ご不在の方がやりやすいです。復元に必要な範囲のみ先行してワックスまで仕上げますが,それでも2時間ほどの間,テレビはもちろん,(コンセントの位置と機器の配線の制約で)ファックス電話を含むADSLを外す必要がありました。ご家庭内のインターネット環境は無くなります。何とかSさんがお帰りまでには復元できました。
さてお掃除前後ですが,床の埋め込みコンセント付近で比較します。剥離洗浄前,洗浄後,ワックス2回塗りの乾燥後です。冷蔵庫下もキレイになりました。
化学床と違い,フローリング(合板フロア材)の剥離洗浄は区画を区切って進みます。ついた膝が濡れないで手が届く程度の幅です。ワックスが溶けると薄紫色の汚水に変わっていきます。同じ部分を反対から見ると,洗浄が済んだ部分との境がはっきり。キッチン足元などは特に,板目にある溝をつつかないと,汚れやワックスの残留が出てしまいます。これが残ったままワックスを塗ると,この汚れが膨らんで,見た目に極めて悪い仕上がりになるんです。
当然ですが,懸案だった床の色の境はすっかり無くなりました。前後を違う向きで撮ったものしかなかったので,分かりずらいですね。点線のあたりです。残った時間(と洗剤)で玄関タイルも洗浄。強アルカリ性の剥離剤ですから即効性かと思ったらそれほどでもありません。ブラシよりもメラミンで効率的に汚れが落ちました。これはアネスト西山さんに教わった方法ですが,お試しあれ。
小学生の息子さんが帰ってきて,タイルの色の違いに気づいたようです。「全然違う」と嬉しいことを言ってくれました。
ここ何年かの課題だったリビングの床がキレイになり,大変喜んでいただけました。うちの子が喜びそうなかわいいお菓子のお土産を持たせてもらって撤収です。S様,たびたび声をかけてくださり,ありがとうございます。
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