落とせない汚れ
トイレの汚れで一番気になるのは尿石でしょう。黄色くて硬い付着物が,便器の洗いにくいところに発生して取れません。ニオイもします。もう一つは,汚れだと感じない方もいますが,水際や水流の筋にに出来るスケール(ガラス質の水あか)です。どちらも気になった時には通常の洗剤が効かない「落とせない汚れ」になっています。
酸性の洗剤 尿石はアルカリ性の汚れなので,酸性の洗剤を使うと溶けて柔らかくなります。程度の軽い尿石はサンポールなどの酸性洗剤で落とすことができます。尿石に厚みがある場合は,時間をかけて溶かすしかありません。
スケール(ガラス質の水あか)は通常の酸性洗剤では柔らかくなりません。ガラス質を溶かすほどの薬品もありますが,陶器の釉薬にまで影響が出ますのでハウスクリーニングには不向きです。多くの場合,削ったり磨いたりする物理的な方法で落とします。
ウォシュレットの発売以来,シャワー付き便座が普及していますので,ノズル付近の汚れも気になります。可能ならシャワー付き便座のカバーを外すことによって,内部まで汚れを落とせば安心です。当店もシャワー付き便座の分解洗浄に取り組んでいます。
トイレ用換気扇は目詰まり寸前のこともあります。トイレ室内の環境改善のためには,換気扇,照明のホコリ,便器の奥の床,便器周りの壁面など,お手入れの必要な場所がたくさんあります。
トイレを磨くことは自分を磨くことにつながるとされていますが,落とせないものは一度プロの手に任せ,その後ピカピカを維持するように頑張ってみるのはいかがですか? 参考までに申し上げますが,「水を流すたびに洗浄する」と宣伝している洗浄剤がうまく働いているケースを見たことがありません。香りの効果は別として,タンク内や便器内に付着物を発生させる原因になっています。
イメージ写真はTOTOホームページより転載
当店のトイレクリーニングのメリット
分解洗浄いたします
シャワー付き便座の分解クリーニング★★★
シャワー付き便座のヘッドの汚れは気になります。便座を外して裏返せば,裏側もキレイにできます。ですが,ノズル部分は入り組んでいて,奥まで汚れているのが分かります。この部分は,中の機械を守っているカバー(化粧板)を外すことによってお手入れすることができます。洗剤を使って洗うことも可能です。カバーをしてしまえば見えない場所ですが,汚れもニオイも取れて衛生的です。
陶器を磨きます★★★
タンク上の手洗いや,便器の陶器を磨きます。洗剤の効かないスケール(ガラス質の水あか)をそぎ落とし,クレンザーで磨くと陶器の釉薬が持つ美しい艶が戻ります。水も玉になって転がります。この輝きを見ると,なぜトイレの便器に陶器製が多いのかが分かります。
換気扇も分解洗浄します★★★
トイレの換気扇は意外に綿ぼこりを噛んでいます。羽がホコリで目詰まり寸前,音はしていますがほとんど換気していないことさえあります。分解洗浄で換気機能を回復します。
仕上げに漂白殺菌します★★★
酸性洗剤を使った後の中和も兼ねて,洗えるものは塩素系漂白剤を使って漂白殺菌します。漂白剤には微量の苛性ソーダを含んでいるのでカビや手あかなどの汚れも強力に落とします。便器周りの壁面などには酸素漂白の効果があるピアを使って洗浄します。
その他にも,照明器具や便座カバー,ペーパーホルダー,窓ガラスや網戸など,普段なかなか手が届かない場所のお手入れをいたします。トイレの窓の外側から,ドアの外側まで目配りします。
*プラスチックや樹脂でできた手洗いや便器は,スケールを落とすことを優先すると傷が入ります。
*プラスチックや樹脂の変色,便器固定ナットの錆など,経年変化で改善しない部分もあります。
トイレクリーニング前後の写真です
下の画像にポインタを乗せてみてください。クリーニング後の画像に変わります。
シャワー付き便座はカバーを外して内部をクリーニングします。便器から外すと裏側までこんなに汚れていることもあるんです。大抵は男の子のいる家庭です。
便器を磨くとこんなにキレイになります。陶器の釉薬が光を反射して艶やかに光ります。
トイレ洗浄剤はおススメできません。この手洗いも便器も水あかに青く着色して見栄えが悪くなっていました。
陶器は釉薬の上にある汚れを落とし,磨きこむことで新品のような輝きを復元できます。トイレの手洗いや便器部分には樹脂素材(プラスチック)より陶器の方が良いと思っています。
男性用小便器のトラップです。排水からニオイが戻らないように水がたまる構造ですが,尿石が蓄積し硬くなります。この程度でも2時間ぐらい塩酸に漬けておけば,ブラシで掻き落とせるほど柔らかくなります。塩酸よりニオイの少ない尿石用洗剤も開発されています。
目詰まりしそうなトイレ換気扇。手がかかりますがファンケースとファンをモーターから外して全部洗います。
トイレクリーニングをご依頼いただく場合
トイレクリーニングは,広さ畳一枚分ぐらいで,洋式便座が一つを想定して説明しています。広くて便器が複数あるとか,別に手洗いがあるとか,タイル張りでそれにもお手入れが必要などの場合は料金が追加されることがありますので,事前にご相談いただければ幸いです。
トイレ室内にある洗剤ボトル,便器用ブラシなどの備品はクリーニング対象外です。備品についてですが,クリーニング後に元あった場所に復元するのが苦手です。気になる方は,トイレの手前ではなく,箱などに入れて別の部屋に事前に移動しておいてください。
築年数が浅いとか,ご使用期間が短い場合,他の場所を一緒にお掃除する半日オーダーメイドもおススメです。換気扇とか照明とか壁面など全体に手を入れてほしい方は,スポットでトイレのみご依頼ください。また,通常はタンク内の漂白洗浄を含んでおりませんので,気になる場合はご用命ください。
半日(一日)オーダーメイドはこちら
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トイレのキレイを長持ちさせるために
- ブラッシングは重要です。
ご使用のたびに,あるいは1日に一度でも便器内をブラッシングすると汚れを防げます。重点個所は便器のヘリの内側と水際です。洗剤を使わなくても,ここを定期的にブラッシングすることで,尿石も水あかも防げます。最近の衛生陶器には防汚染加工のコーティングがしてありますので,定期的にブラッシングすることで効果があります。
- 男性の協力で
あるお宅にはトイレ正面に「立ちション禁止」と書いた紙が貼ってありました。そうなんです。様式便座は男性が立ったまま用を足せますが,かなりの確率で外しますし,外さずとも飛沫が飛び散ります。大変面倒ではありますが,男性が座って使って下さるなら,かなり汚れを防ぐことができます。
- 女性のみなさん,便座をあげてみてください
良識的な男性は便座をあげて用を足しますが,その時便座の裏側に飛び散った飛沫を目撃します。もちろん男性にも責任がありますが,特にシャワートイレの使用で便座裏側が汚れます。便座の手前裏側が汚れている場合,その汚れ原因は女性にある場合もあるんです。
- 入った時よりもきれいに
座って使うことまで出来ないとしても,男性を含めて家族みんながトイレをキレイに使うことを心掛ける,この徹底が大切です。
- ペーパーで拭かないで(お願い)
樹脂(プラスチック)部分が汚れた場合,トイレットペーパーで拭かないでください。陶器部分は拭いても大丈夫です。どんなに柔らかいペーパーでも,水分を含まないもので拭くと樹脂は傷つきます。必ずウェットタイプのおそうじシート,どうしてもという場合はペーパーを濡らして拭いて下さい。傷が付いた樹脂は汚れが付きやすくなりますし,傷んだ感じがします。
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フリーダイヤル 0120-388-932 「さわやか クリンサーブ」と読む(照 を利用してもらえますが,最近はほとんど電話をとれません。
店長携帯に転送されるので,営業時間外はもちろん,作業中・運転中・休憩中の場合は出られません。また,質問に答えるにしても,メモを取るにしても不確実になりがちです。
そんなわけで,登録されていない番号からの電話には出ないことが多いです。
お手数をかけて恐縮ですが,やはりメールでのお問い合わせが確実です。
なかなかつながらない電話です 0120-388-932